性病というのは、性交によって感染する病気ですから、菌を持った男性との性行為の結果感染するのが大部分です。抗生物質の発達によって、ほとんどみられなくなった病気ですが、最近になって次第に多くなってきているようです。
性病のうちでも、特に淋病や梅毒は、女性の健康をそこねるだけでなく、不妊症や流産の原因となりますし、淋菌性の失明や梅毒による先天性梅毒児や奇形児をつくる原因にもなる恐ろしい病気です。
◎クラミジア感染症 |
性病の一種。尿の検査です。最近まん延しています。 クラミジアは、最も多い性感染症で、最近の報告では、18歳から19歳の女性の10人に1人がクラミジアに感染しているといわれています。クラミジアに感染、発症すると、男性は排尿時の痛みや尿道のかゆみ、女性は腹痛や不正性器出血などの症状がある。ただ、症状が弱いため患者本人が気づかずに他人に感染させることが少なくないとされます。抗生物質を一~二週間ほど投与すれば治るが、放置しておくと不妊や異常妊娠の原因ともなります。20歳台では、20人に1人です。女性の感染者の3人に2人までが、自覚症状はありません。 ちなみに男性の感染者では、3人に1人は、自覚症状がありません。放置しますと卵管炎などを起こし不妊症の原因なります。パートナーの多い方は、自覚症状がなくても1年に1回の検査が勧められています。おりものの性状が変わった、排尿痛、排尿時の違和感がある方は、ぜひ検査をお受けください。症状は、しばらくするとなくなりますので、しらずしらずのうちにパートナーに感染してしまいます。感染している場合は、パートナーも検査を勧めて一緒に治療してください。男性の症状としては、亀頭がむずむずし、かゆみを伴い尿道炎が主体となります。 咽頭炎、扁桃炎等も引き起こします。また、性器感染を起こしている女性からの新生児は垂直感染を引き起こします。ものすごく多い性病です。予防はコンドームしかありません。 |
◎淋病 |
淋菌に感染したときになります。大多数は性交による感染ですが、抵抗力のない少女では、菌のついた下着とか、浴槽から感染することもあります。感染後二,三日から一週間ぐらいして発病します。 症状は外陰部に炎症を起こし、分泌物をだす腺が詰まって、バルトリン腺嚢腫を起こします。また、尿道のほうにも菌が入って尿道炎を起こし、排尿のときに痛みを感じ、膿が出るようになります。 菌はさらに膣に進んで、淋菌性膣炎を起こし、子宮頸管から子宮内腔へ進んで子宮内膜炎を起こし、さらには淋菌性卵管炎を起こし、最もひどい場合は、腹腔にまで進んで淋菌性腹膜炎さえ起こすことがあります。 尿道に入った菌は膀胱にまで進んで膀胱炎を起こします。こうなると発熱が続き、排尿痛や下腹痛、膿のようなおりものがふえます。 男性の場合は、淋病にかかるとひどい排尿痛と黄色い膿ですぐわかりますが、女性の場合は排尿痛が軽い場合があるので、ひどくなるまでわからないことがあります。 卵管炎を起こすと、卵管の通過性がなくなり、なおっても不妊症になってしまうことがあります。しかし、早期に治療すれば、後遺症を残さないで完全になおってしまいます。治療には抗生物質を使いますが、症状がなくなっても、完全に菌がいなくなったことを確認するまで服用しなければなりません。 |
◎梅毒 |
原因はスピロヘータバリーダという病原体の感染によって起こります。感染の経路は性交によりますが、接吻とか自分で気づかないほどの小さな傷から感染することもあります。 感染してから約三週間の潜伏期間があってから症状があらわれてきます。症状によって第一期から第四期まで分けられています。
●各期の症状 第一期では、親指大の潰瘍が外陰部にできます。初期硬結といって、痛みのないのが特徴です。この時期はまだワッセルマン反応(梅毒の血清反応)で陰性のことがあります。 感染して四週間以上たったころに、そけい部のリンパ節がはれてきます。これも痛みはありませんが、ワッセルマン反応が陽性となってきます。七週間ぐらいで初期硬結は自然になおって、梅毒の潜伏期間となります。 ここまでが第一期の症状です。 感染して約三ヶ月後に、第二期の症状があらわれてくるようになります。全身にバラ診といわれる、赤い発疹が出たり消えたりするようになります。これも痛みのない発疹です。 その後二,三週間たつと親指大の赤い斑点が手の平や足の裏、肛門、陰部などにみられます。これを梅毒疹といいます。その他、頭髪が薄くなってくるし、外陰部にただれたしこりのようなものが再びあらわれるようになります。時々頭痛や関節痛があることもあります。 ここまでが第二期の症状です。 感染後三年ぐらいして第三期に入るのですが、大きな発疹が不規則にあらわれるようになり、発熱することもあります。 第四期になると体の各所に、ゴム腫といわれるこぶのようなしこりができるようになります。一〇年、二〇年とたつうちに、内臓や血管、神経もおかされて、いわゆる脳梅毒といわれる状態になってしまうのです。
●血液検査 ワッセルマン反応で、ほぼ確実に診断されます。前にも述べたように、ワッセルマン反応は、感染後四,五週間ぐらいたってからでないと陽性と出ません。リンパ節がはれるころ、つまり病原体が血液に入ると陽性と出ます。 正確に診断できるのは、感染後六週間以上たってからです。感染が疑われるならこのことを頭に入れて、検査を受ける必要があります。
●梅毒の治療 治療には抗生物質が非常に有効で、ペニシリンなどの大量療法が行われます。早期に専門医の指示のもとに、完全に治療することが大切です。
●先天性梅毒について 先天性梅毒は胎盤を通して胎児に感染します。胎児のほとんどは死亡して流産しますが、二四週過ぎに早産になるか、まれには四〇週もって生まれてきます。 先天性梅毒は発症の時期により、梅毒症状をすでに備えて生まれる胎児梅毒と、生後一,二ヶ月のうちに発症する乳児梅毒と、七,八歳頃発症する晩発性先天梅毒に分けられます。 先天梅毒は、そのほとんどが梅毒反応に陽性をしまします。 |
ヘルペスとは
・単純ヘルペスというウイルスの感染が原因。
・基本的には痛みはさほど酷くはないが、激しい痛みに発展する事もあり再発の恐れもある。
・性器のみでなく口や唇、肛門などに水泡(水ぶくれ)ができる。
・8割方の感染者に症状はでない。
▼症状
・感染後3~10日位で男性女性共に性器や口の中、唇などに水泡(水ぶくれ)ができる。
・赤みをおびる。
・かゆみと痛みを同時に併発する事もある。
▼感染経路
・感染経路は性交渉。
・オーラルセックス(フェラチオ)でも感染する事もあるので注意。
▼予防法
・とにかくコンドームの着用
・感染者とのあらゆる性行為を避ける。
▼治療法
・抗ウイルス薬を服用する。又は塗る。
・痛む場合は鎮痛剤を服用する。
・症状自体は放っておけば3週間前後で消えるが、その前に医者にいく事を勧める。
・再発した場合は1~2週間で症状は消える。
尖圭コンジロームとは
尖圭コンジローム、尖圭コンジローマ、尖形コンジローム、尖形コンジローマのように様々な呼ばれ方で呼ばれています。
医者に行くときはコンジロームでもコンジローマでも意味が通じるので特に気にする必要はありません。
・コンジロームはHPVの感染によって引き起こされる。
・イボイボの腫瘍ができる
・イボイボが短い期間にたくさん出てきたらコンジロームの可能性があります。
・ガンに発展する場合もある。(めったにないが・・・)
注意
男性にはペニスのあらゆる場所にコンジロームらしき白いイボイボができる事がありますが、コンジロームではない場合が多いです。
これは良性の腫瘍で病気ではないのでお気をつけて。
確認法としてはそのイボイボがかなり大きくカリフラワー状になってきたり、あまりにも数が増えたりした場合はコンジロームの可能性があります。
コンジロームのイボイボは基本的に大きくなっていく事が多いです。
このイボイボを悪徳病院ではコンジロームかも?(医者が診ればコンジロームか否かはすぐわかる)と言って高額な検査を勧められる事もあるので注意してください。
▼性病症状
・性器や肛門の周辺などに先のとがったイボができる。
・最初はあまり大きくなく特に気にならないだろう。
・しかしそのまま放置しておくと数が増えカリフラワーのように大きくなってしまうこともある。
▼性病予防法
・コンドームの着用は効果的ですが、残念ながらコンドームをしていても感染してしまう事があります。
▼性病治療法
・レーザーなどで焼ききる。
・痛みはない。
・現在のところ腫瘍を切除する以外に根本的な治療法はない。その為再発の恐れもある。
トリコモナス症
トリコモナス症とはトリコモナスという原虫の一種によって引き起こされる。
トリコモナス自体は誰の膣内にも存在していてそれが異常に増殖した時に症状として現れる。
もし男性女性どちらかに症状が現れた場合はパートナー同士、両人とも治療をしなければならない。
片方だけ治療し完治したとしてももう一方がまたうつしては意味がない。
■男性症状
・感染したとしてもほとんど自覚症状はない。
・排尿時に多少の痛みがある程度。
●女性症状
・黄色や灰色のにおいのきつい泡のようなおりものが大量に出る。
・かゆみ、痛み、熱感などの症状もある。
▼性病感染経路
・感染経路は性交渉。
・タオルや下着などから感染する場合もある。
・体力の低下時、免疫力の低下時に自然に発症する事もある。
・自然に発症するので性的経験のない処女にもあらわれる。
▼性病予防法
・コンドームの着用
・タオルや下着などを使い回ししない。
▼性病治療法
・抗トリコモナス剤を飲んだり、薬を膣内に入れたりする。
・2週間程度で完治するようだ。
毛じらみとは
その名のとうり毛じらみという微生物が陰毛などに寄生しかゆみなどを引き起こす。
しっかりと目を凝らしてみれば肉眼でも確認する事ができる。
毛穴に住みつく。
毛じらみは他の性病と違い市販の薬で治すことができる。
▼性病症状
・はじめは少しの違和感ないしかゆみだが徐々に陰毛部分が酷くかゆくなる。
・徐々に毛をつたって陰毛から下(太ももなど)に上(ワキなど)にと広がる場合もある。
▼性病感染経路
・感染経路は性交渉。
・感染者の布団や下着からも感染する事があるので注意。
▼性病予防法
・相手が毛じらみでないか事前に確認するしか手がない。
▼性病治療法
・毛をそらなくても治すことはできますが毛深い人などは短く剃った方が良いでしょう。
・薬局で市販されているスミスリンパウダーないしシャンプーなどを使う。
・パウダーの方が威力は強い。どちらかといえばパウダーの方を勧める。
・オイラックス軟膏などを併用すると効果があるようだ。
・殺虫剤なので肌に対するダメージも強い。
・しっかり説明書を読んで使おう。
・忘れずにパンツや布団なども天日干しや乾燥機に入れて毛じらみを殺しておくように。
エイズ(HIV)とは
・今世界中で一番厄介な病気。
・性病の中で死に至るのはこの病気くらい。
・感染すると現代医学の力では完治させる事は難しい。
感染→キャリアと呼ばれる潜伏期間(7~10年)→エイズ発症→死亡
・HIVとは人間の免疫機能を活動させないウイルスのことを言う。
・エイズとは免疫不全になる事によって発症する病気全般の事を言う。
▼性病症状
・自覚症状はほとんどない。
・風邪に似た症状、発熱、のどの痛み等が現れる事もあるが「風邪かな」位にしか感じない。
・感染後10年前後たつとエイズを発症し免疫不全になり様々な病気を併発し死に至る。
▼性病感染経路
・感染経路は性交渉。
・不幸にして血液輸血などで感染してしまう事も。
・キス(唾液)程度ではなかなか感染しないが、精液、膣分泌液、血液、等は感染しやすい。
▼性病予防法
・コンドームの着用
▼性病治療法
・これといった治療法はない。
・ただひたすらエイズ発症を抑える抗ウイルス薬などを使うしか手がない。
・現在はエイズ発症を予測し対処する事(カクテル療法など)ができるようになったので以前のように発症後数年で死亡するような事は少なくなった。
・もしかしたら将来的にはエイズの特効薬がでてくるかもしれない。
▼性病確認手段
HIV感染者か否かの検査は保健所で無料の匿名でできます。
血液検査で20分程度で終わります。
病院で検査をする場合は有料になります。
カンジダ膣炎とは
誰もが体内に所持しているカンジダ菌が原因です。
ストレス・疲労症状等の抵抗力の低下時・妊娠時・糖尿病等の時に発症度が高くなります。
詳しく言えばカンジダ膣炎は性病ではありません。
性交渉で感染する場合もありますが、自然に発症する場合の方が多いです。
■男性症状
・男性の場合感染したとしてもあまり自覚症状はなく、ペニスに異常がでてきたりかゆみなどがでる場合もありますがケースとしては少ないです。
●女性症状
・女性の場合は白いヨーグルト状のどろっとしたおりものが出てきてひどいかゆみに襲われます。
・性器部分が赤くはれ白や黄色のおりものがでてきたりします。
▼性病感染経路
・感染経路は性交渉で感染する事もあるが、抵抗力が落ちた時に自然に発症する場合の方が多い。
・入浴、タオルの使いまわしなどで感染する事もある。
▼性病予防法
・感染者との入浴やタオル等の使い回しをしない。
▼性病検査方法
・おりものを調べる。
▼性病治療法
・婦人科に通院し治療する。
・膣剤(膣に入れる薬)を使う。
・2週間程度で完治するようだ。
B型肝炎とは
B型肝炎ウイルス引き起こされる。
肝臓の病気。
感染しても急性肝炎を発症する事はあまりないが2割程度の確率で発症するようだ。
・発症はしていないが感染している状態をキャリアという。
C型肝炎も性交渉でうつる可能性があるがB型ほど感染力はない。
▼症状
・感染後数週間~数ヶ月の間に急性肝炎が発症する事がある。
・吐き気や黄疸、発熱などの症状が現れる。
▼感染経路
・感染経路は感染者やキャリアの方との性交渉。
・キスや握手程度では感染しない。
▼予防法
・コンドームの着用
・ワクチンの接種で感染を防ぐ事ができるようだ。
▼検査方法
・血液検査
▼治療法
・特別な治療はない。
・常に栄養状態や健康状態に気をつける程度。
いろいろな性病の種類がありますが、それぞれに言えることは、
相手を思いやる事だと思います。
かかってしまった事を黙っているより、早めの治療。
そして一番大事なことは、相手にも検査を受けさせる事。
知り合いに半身麻痺になった子がいます。
本人もすごく後悔していて…、そうなって欲しくない。
後先考えずにやることだけしか考えずに、後から痛い思いや後悔するより、
すこしでも不安があるのでしたら調べたほうがいいですよ!?